「物言えぬ人の代わりに物を言う」弁護士・鴨志田裕美さん 父が経験していた“ハンセン病差別”【令和の寅子たち(3)】
すぐにでも法改正をしないと、また次の犠牲者が生まれてしまいます」
再審法は、大正時代からの規定がほとんどそのままスライドしてきており、すでに100年変わっていないそうだ。
「私が三淵さんのことを敬愛しているのは、“女性初”だからでも“女性の代弁者”だからでもありません。救うべき弱者を現状の法制度が救えないのなら、その法制度を変える。それを実現するために闘い続けた、彼女の“ヒューマニズム”に強く共感するからです」
ベレー帽はその象徴なのだ!
【PROFILE】
かもしだ・ゆみ
早稲田大学法学部卒業、司法修習57期。2007~2015年、鹿児島家庭裁判所家事調停委員、鹿児島地方・簡易裁判所民事調停委員。2021年、京都弁護士会に移籍、2022年、Kollect京都法律事務所設立。現在、日本弁護士連合会再審法改正実現本部本部長代行
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