「日本航空123便墜落事故」裁判終結に、夫を亡くした81歳の遺族が期す「真相究明」次なる一手とは
そのとき初めて『もういいよ』と言ってくれる気がして……」
次なる策は「これから考えていきたい」としながらも、以下のような思いを抱いている。
「みなさんのご協力でここまで来たけれど、これであきらめきれません。本当の事故原因を明らかにしてほしい。私は、生後3カ月のときに父がニューギニアで戦死しておりますので、顔も覚えておりません。戦争で父を奪われ、夫があのような形で奪われ、今度は、子や孫たちを奪われてしまうかもしれないという恐れを持っています。
それを防ぐために、孫たちの未来のためにも、国に訴えるのか、事故調(国土交通省)に原因究明を願い出るのか、できる限りの方法で、事故原因を明らかにしたいです」
(取材・文:鈴木利宗)
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