【新NISA開設】金融機関の窓口で要注意な“損する一言”「債権なので安心」は危険!
「投資は自己責任で行うものです。新NISAでハードルが下がった分、準備不足で失敗しそうな人が増えた印象です」
実際どんな人が新NISAで失敗しやすいのだろう。金融機関の窓口でよく聞く危ない“ひと言”とともに、実例を教えてもらった。
■ダメ事例1窓口で「NISAください」という
「せっせと節約、コツコツ貯金」に励んできたAさんは、物価が高騰し、目標だった2千万円が貯められないと悩んでいた。
「まだ新NISAやってないの?今は貯金より新NISAよ」
そう友人に言われ一念発起。Aさんはなじみの銀行の窓口で行員に声をかけた。
「新NISAをくださいな」
【対処法】
「投資には多少の勉強が必要です」
とはいえ、NISA本は分厚く、ネット検索してもどれが正しい情報か判断できない。なにより専門用語ばかりの文章は意味不明だ。
「いつもの銀行だけでなく証券会社など複数の金融機関に行き、説明を聞いて。さまざまな人から解説を聞くうちに理解が進みます。そのうえで、わかりやすく丁寧に教えてくれた金融機関とお付き合いするといいでしょう」
■ダメ事例2「金融機関といえば、銀行」と考える
「株主優待の割引券がある」