くらし情報『岸田首相 高齢者の定義「70歳引き上げ」で年金1300万円減!労災死増加の懸念も』

岸田首相 高齢者の定義「70歳引き上げ」で年金1300万円減!労災死増加の懸念も

(尾林さん)

熊本大学法学部教授で労働法が専門の紺屋博昭さんも、「高齢者の雇用環境はブラックそのもの」と、こう続ける。

「各都道府県には、“シルバー人材センター”が設置されていますが、これは高齢者の雇用安定に関する法律のもとにつくられたにもかかわらず、高齢者の雇用安定にはつながっていません。

生活費を稼ぐほどの賃金が得られないばかりか、高齢者はセンターから紹介された仕事を“請け負う”かたちになっていて、就業先と雇用関係を結ばないため、けがをしても労災申請すらできません。“けがと弁当は自分持ち”というブラックな状況です」

こうした悲惨な状況を改善するためには、どうしたらよいのか。

「事前に高齢者への配慮がある勤務先か確認する、また契約内容と異なる労働環境で働かされた場合、すぐに辞める、または弁護士やユニオンに相談するなど、なんらかのアクションを起こすことをおすすめします」(尾林さん)

死なないための“知恵”と“お金”を今から蓄えておこう。

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