くらし情報『「在宅死」を望む家族を、仕事を辞めずに看取るために必要なこと』

「在宅死」を望む家族を、仕事を辞めずに看取るために必要なこと

状態に応じて訪問回数を増やしても料金が変わらないメリットがある。実際に、この制度を利用して、仕事を辞めずに両親を看取ったケースも出てきている。

介護保険でカバーできる同制度は’12年にスタート。全国の事業所数は704カ所、利用者は約1万5,600人(’16年11月・厚生労働省「介護給付費等実態調査月報」)。現在も少しずつだが増えており、各市区町村に1~2カ所ほどできている。

また、“看取り”につながる介護サービスを受けるためには、行政が運営する地域包括支援センターの相談員と顔なじみになり、地元の最新情報を入手することが肝要。そのほかに情報収集をするなら、自治体が独自に発行している小冊子や、事業者の連絡先がのっている介護保険情報誌『ハートページ』などをチェックしよう。
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