くらし情報『低利率の時代…個人年金保険よりも優先すべき金融商品とは?』

低利率の時代…個人年金保険よりも優先すべき金融商品とは?

 

「今年から専業主婦も加入できるようになった、個人型確定拠出年金です。同じ積み立てなら、より大きなメリットがあります」(加藤さん)

個人型確定拠出年金とは、公的年金に上乗せする年金のこと。国の制度の一つだが、生保や銀行で口座開設をして行う。

「パート主婦含む専業主婦の掛金の上限額は、月2万3,000円、年間27万6,000円までです。大きなメリットは、その全額が所得控除されることですね」(加藤さん)

年収130万円の場合、年間27万6,000円を確定拠出年金で積み立てることにより、その年の所得税と住民税2つ合わせて約4万1,000円お得になる計算だ。

「一方、生保の個人年金保険は年間4万円の所得控除しか受けられません」(加藤さん)

さらに運用益に対して、通常の株式投資や預金金利では利益の20.315%が課税されるが、確定拠出年金で得られた利益は非課税。

「ただし、年金目的なので60歳まで引き出せないため要注意です」(加藤さん)

公的年金すら財政難で将来の不安を抱えている。老後のお金は、自分でしっかり貯めていこう。
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