トランプを支持した「繁栄から取り残された白人たち」の真実
そうした人たちにとって、貧困は、代々伝わる伝統といえる。
先祖は南部の奴隷経済時代に日雇い労働者として働き、その後はシェアクロッパー(物納小作人)、続いて炭鉱労働者になった。近年では、機械工や工場労働者として生計を立てている。
アメリカ社会では、彼らは「ヒルビリー(田舎者)」「レッドネック(首すじが赤く日焼けした白人労働者)」「ホワイト・トラッシュ(白いゴミ)」と呼ばれている。こうした貧困に沈む白人たちが、トランプ大統領を支持したのだ。
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以上、『ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち』から引用しました。