家族に支えられているなあ、と思う有り難い瞬間でした。何気ない母親の気遣い。幸せってそういうところに宿っていますね?
うちの子も、中学生になってから、遅くまで勉強をするようになりました。父子家庭ですからね、私メが母親になりかわり、お夜食を作って、そっと出してやるんです。すると、「あ、ありがとう。ちょうどおなかすいてたんだ」と笑顔が戻ってきます。「がんばれよ」と頭をごしごししてやって、父は息子の部屋を出ます。翌日、息子が登校した後、空になったお皿を回収します。
なんとなく昔を思い出し、ほのぼのする瞬間です。中学生になって、一食増えました(笑)。でも、夜食こそ、実は親子をつなぐ一食なのです。
昔、ホテルに缶詰めになって小説を書いていた頃、編集者さんが好物の麻布十番「天のや」のタマゴサンドをよく差し入れてくれました。遅くまで勉強している息子の夜食に最適だと思い、思い出して作ってみたらこれがバカ受け。しかも、残ったら朝食になりますよ。さて、今日はそのお夜食のタマゴサンドを紹介します。
材料:全卵4個、砂糖大さじ1、だし醤油大さじ1(白だしと醤油を1:1で合わせる)