財前直見 4カ月で6種の資格取得の理由は「息子」と「終活」
それまでの自分はまだまだ未熟で、周りの大人たちからいろんなことを教わって生きてきました。そんな自分が50歳になった節目として、何か社会貢献をしなきゃいけないという強い意識を持つようになりました。“誰かのために何か役に立てる人間になったほうがいい”と思ったんです」
彼女が取得した6つの資格のほとんどが「心理」に関係しているもの。そのなかでも、将来自身がいちばんなりたいと思っているのが「終活ライフケアプランナー」だ。
「これは、自分が死を迎えるときに周りに迷惑をかけないためのアドバイスができるので、お年寄りの方だけでなく、若い人たちにも勧めていきたいと思っています。たとえば、一人暮らしの方が突然亡くなったとします。その方のパソコンのなかには、住所録をはじめさまざまなデータが入っている。でも家族はそのデータをどうやって引き出せばいいかわからない。
つまり、自分自身に万が一のことがあった場合、自分の意思や家族に迷惑をかけないために知らせておきたいことを書いた終活ノートの重要性をアドバイスしていきたいと思っているんです。もちろん、私も終活ノートを書いて家に置いていますよ(笑)」