曽野綾子明かす晩年の三浦朱門さん「今でも夫の声聞こえる」
内面の変化のことは、いずれ私が書くべきことですから。彼が生きていたら、きっと望んでいたであろう、これまでと変わらない、ふつうの生活を続けることを私は選んだようですね。もし彼が、あの世から私を見ることがあったら、自分が見慣れた同じ生活が続けられているほうが安心するでしょうから。夫の死後5日目にも、オペラを見るために外出しました。三浦は必ずこう言う人なんです」
『君がオペラに行くのをやめれば、僕が生き返るのか?』--。
「声といっても、霊的なものではありませんよ。私たちは63年間ずっと会話を積み重ねてきました。だから夫が元気だったら、どう言うかということは、だいたい間違いなくわかるんです。
声の内容は、おもにそのとき起きたことに対する反応ですね」
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