3年前の悲劇再び…欅坂46握手会の事件はなぜ起きたのか?
欅坂46もAKB48も事件が起きたのは「全国握手会」。複雑な手順での申込みが必要な「個別握手会」と違い、店頭で購入可能なCDについてくる握手券を使えば誰でも参加できる。そのうえ24日の握手会では、券がなくても会場に入場できた。
同じ接近イベントでもAKB48の劇場公演では、劇場に入る前にロッカーに荷物を預け、貴重品などのみをカゴに入れ、備え付けの金属探知機をくぐってから入場する。本来なら握手会も同様にすべきだが、AKB48劇場の収容人数は500人ほど。欅坂46の全国握手会は16年4月時点で1万人が参加。とても追いつかないのが現状だろう。
■握手会をやめられない理由
「こんなに事件が起きるなら、握手会は廃止しろ」という意見もある。
欅坂46の初回限定盤CDは現在4タイプ販売されており、それぞれに入っている曲やMVが違う。購入した分だけいろいろな曲が聴けて握手もできるとあって、学生などお金のないファンも複数枚購入する。
世間では、握手会は“一部の熱狂的ファンが何十枚もCDを買って少女と接触する空間”と思われがちだ。