安室奈美恵はなぜ“伝説”となった?過去発言にみるその理由
という賞賛です。それは40歳の今だけでなく、「アムラー」を生み出していた10代も、母となった20代、アーティストと呼ばれる30代でも用いられてきました。
つまりアムロちゃんに寄せられる「かっこいい」という言葉が、容姿だけを指すのではないことは明白(もちろん容姿も美しいのですが)。そこで彼女のかっこよさを追いかけると、「一貫性」というキーワードが浮かんできます。
たとえば彼女のインタビューではアーティストとしての存在意義が語られますが、いつの時代も「歌とダンス」というキーワードをいちばん大切にするようなコメントが出てきます。
「昨年(1995年)の後半は、歌とダンスの仕事ばかりやらせてもらっていたんです。周りのスタッフも、自分の好きなことをやればいいよって言ってくれたから」(Bart1996年8月号)
「やっぱり一番やりたいことはライブですね。私にとっては歌って踊るっていうのが、すべてなんで。
(中略)二つが一緒になって初めて、安室奈美恵って人が完成すると思うので」(BREaTH 2002年10月号)
「アーティストとして、永遠に変わらないだろうなと思うのは、“歌って踊れる”ことへのこだわりなんです。