「浮気くらいで騒ぐなら…」梅沢富美男の妻語る結婚当時
「1歳を迎えた長女の育児と、父の介護に加え、会社の立て直しに直面することになりました。主人の浮気?あったと思いますが、もうそれどころじゃないっていう心境でした」
このとき、同居を申し出て、孫娘の世話をしてくれたのが母親の桂子さん(82)。そして、夫の梅沢も「妻の仕事は後回しでいいから、母親業と会社の立て直しに全力を注いでくれ」と言ってくれたという。そんな多忙ななかで出会ったのがフィトセラピー(植物療法。ハーブやアロマなど植物の癒しの力で、自然治癒力を高める)だった。“自分や家族の癒し、なにより父の介護に役立つかも”、とアロマテラピースクールでフィトセラピーを学び始める。
「私は運がいいんです。家族やいろいろな人のサポートで会社の危機も脱し、父の介護も、フィトセラピーが役立ったこともあり、7年間も命をつないだ末に、看取ることができました」
その間には、次女も誕生。
共に修羅場を乗り越えるなかで、独自の夫婦のルールも形成された。
「ふだん、家でも主人には敬語で接します。お互いに子どもの前では悪口を言わない。