博多大吉、テレビでは語らなかった「とろサーモンもう1つの勝因」
その勝因とは――。
「どっちが爆笑のまま終わったかと言うと、とろサーモンなんよ。和牛は爆笑の後もうひとくだりあるの。その差なんね」
とろサーモンの「続行!」と漫才を終わらせないというボケを反則とは言いつつも、笑いのなか逃げきったことを評価した。
大吉はデビューしたころから「漫才師にとって一番大事なのは最初と最後だ。誰よりもお客さんを笑わす。で、空気を作って爆笑で終わらせる。これが漫才師にとって一番大事なものだ」と言われていたという。
最終決戦のネタで、この価値観に合っていたのがとろサーモンだったのだ。
だが「こんなたられば言っても仕方ないけれど」と付け加えて「もし和牛のネタが逆やったら、最後にウェディングプランナーがステージにぱーんと飛び出してたら、俺は文句なしに和牛で入れてる。あんな見事な終わり方ないもん」と和牛の一本目を讃えた。
35分に及ぶ、大吉の一連の丁寧な解説に、
《プロは見るところ違うんだなやっぱり》
《ラスト数分鳥肌立った!》
《M-1見た人全員聞いてほしい》
とお笑いファンからは絶賛の声が上がり、この放送を受けてのM-1グランプリの感想ツイートも増えている。
今年の“激戦”の熱は、まだまだ冷めやらなさそうだ。
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