『怖い絵』展仕掛け人の“謎過ぎる素顔”…携帯は持たず
絵の背景の物語を調べるうちに、恐怖と美とは相性がいいことにも気付きました。これがきっかけで、『怖い絵』を書き始めました。最初は教科書を扱う出版社で3000部からのスタートで、まさか続編が出るなんて」
いまや累計70万部の『怖い絵』に加え、『名画で読み解く』などシリーズ作品も多い中野さんは、携帯は持たない、テレビも見ない主義。目下、執筆や講演が忙しくて、映画館に行けないのが悩みのタネとか。
「電車のなかで本を読んでいたいタイプだから、携帯は必要ないんです(笑)。テレビは、もっぱらDVDでの映画鑑賞用。好きなジャンルはスパイや脱走モノ。ちょっと男性っぽいかな(笑)」
取り上げたい怖い絵は、まだまだたくさんあるという。
「昨今、SNSの映像の世界になじみの深い若い人たちが『怖い絵』を通じて、モッサやシムズなど、日本では無名の画家の絵に興味をもってくれるのがうれしいし、もっと歴史好きが増えればと思うの!」
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