まめの言動に、“モラハラ気質”あり……? 『まめ日和』第88回
これは癖としか言いようがないのだけれども
「相手が自分に対して腹を立てているのは明白ではあるが、その理由を教えてもらえない」ことが極度に怖い私はちょっと不機嫌なそぶりを見せられただけで全力で相手の機嫌を取ってしまうという厄介な処世術を身につけてしまいました。
結果、モラハラの気がある人ばかりがやたらと寄ってくるのには辟易しましたが、1人で生きていく分には特に困ることもなかったこの癖。
ところが結婚して子供を産み、その子供が成長して自分の感情を主張し始めるようになった頃、はたと気づきました。
我が子の言動がモラハラっぽい。
例えば、おやつが欲しい(しかも食べたいものも決まっている)などの要望がある場合、
自分の希望を明確には主張せず「まめは何が食べたいかなあ?」と半分相手を泳がせるかたちで提案させてきます。
ちょっとでも気に入らないと却下、不正解が続くとみるみる機嫌が悪くなってゆき、最後には癇癪。明確に提示しないのは、相手に提案させた方が自分の希望よりもいいものが出てくる可能性があるということに味をしめてのことでしょう。