北野武 生放送中の涙に胸打たれる視聴者「友情伝わって来る」
「勘なんだけど、この人を使うべきだと思った」と当時の心境を語った。そして撮影が始まると、ヤクザ役の大杉さんの演技に魅了されたという。
「『全部アドリブでやって』とお願いしたら、自分でセリフを作っちゃって。それがうまくて延々やれるの」
「HANA-BI」を始め10本もの映画に大杉さんを起用した。北野は「どんな役でもやってくれた」と感謝したが、悔しそうな顔も見せた。
「いくら監督だと威張っていても、役者が支えてくれているものだとよく分かったけど、だけど早いよね」
大杉さんが最後に出演した映画も“キタノ映画”である「アウトレイジ 最終章」。北野は大杉さんの同作での役柄と、役者人生に思いを馳せた。
「申し訳ないけど死ぬ役なんだよね。
すごい変な言い方だけど、俺が生かして俺が殺したみたいな妙な気になって。悲しいけど、申し訳ないなって思ってさ……」
Twitterでは北野の、大杉さんへの思いに胸を打たれた視聴者からの声が上がっている。
≪北野武さんの大杉漣さんに対する涙に打たれてしまったな≫
≪北野監督「見抜いた」