「自由に使える100万円」就学前の子どもがいる親は学資保険に
今は元本割れをしない金融商品や投資といっても、安全に運用できる投資信託商品もありますので、まずはそういった情報を得ることが大事です」
そこで今回、手元に“100万円のへそくり”があると仮定して、風呂内さん、柏木さんに、実利重視で考えたその「お金の生かし方」を解説してもらった。
しばらく使う予定のないお金を“子どもたちの教育費に”と考えているなら、普通預金やタンス預金よりも、学資保険がお得だ。
「通常、学資保険の加入条件は、お子さんが7歳までとなっています。基本的には子どもが17歳、18歳くらいが満期になるように設定されていますが、中学卒業時に一時金が出るなど、さまざまなタイプがあります。JA共済子ども保険なら、0歳から12歳までの払い込みで、満期になったときの給付率は108%、ソニー生命の学資保険では107%。つまり100万円を十数年運用することで、7万〜8万円の利益が出る計算になるので、普通預金よりも明らかに得です」(柏木さん)
また、学資保険という名前ではあるものの、使い道は教育費に限定されていない。