FP、宅建の資格所有者が「終活アドバイザー」になった理由
そこで『宅建(宅地建物取引士)』を持っていると有利だとわかり、8年前に取得しました。仕事の幅が広がるという“資格のメリット”を実感し、個人資産の設計をサポートする『ファイナンシャルプランナー』の資格も5年前に取得。営業で『こんな資格を持っていますよ』とアピールすれば、必要とされる機会が増えるはずだと思っていました」(宮田さん・以下同)
そんな矢先、83歳になる宮田さんの夫の両親に、介護や相続の問題が出てきた。
「義父の介護、資産管理のことについて相談したくても、どこに行けばいいかわかりませんでした。また、役所との手続きも煩雑で困ってしまって……。そこで、『終活アドバイザー』の資格を取ろうと思いました。それまで資格は“仕事の武器”だと思い込んでいましたが、自分の生活でも役立つものだな、と。それだけでなく、悩みを抱えている方々の手助けに少しでもなれたらと思うようになりました」
通信講座で自宅にいながらでも取得できる「終活アドバイザー」。
終活を考えている人に寄り添い、財産の状況やこれまでのライフスタイルなどに合わせて、本人や家族が納得して死を迎えるためのサポートをする。