くらし情報『担当編集者との悲恋…「ピーターラビット」原作者の人生』

2018年5月20日 16:00

担当編集者との悲恋…「ピーターラビット」原作者の人生

ピーターは、お母さんと元気に暮らしているようです」(河野教授・以下同)

【トリビア2】妹・フロプシーに訪れた人生の試練

『フロプシーのこどもたち』で、キャベツをもらいにピーターと母のいる実家の畑を訪れたフロプシー夫婦。絵本では「分けてあげるキャベツがないこともありました」と綴られている。

「しかし挿絵では、お母さんがキャベツをスカートで隠しています。挿絵からは、『自分の食べ物は自分で調達しなければならない』というメッセージが感じられます。『ピーターラビット・シリーズ』はよく純文学といわれますが、それはハッピーなだけではないという人生の側面も描いているからこそでしょう」

【トリビア3】恋人の死去……ビアトリクスの悲恋

「ビアトリクスは、編集者ノーマンと仕事をしていくにつれて、恋人関係になります。しかし、親の反対を押し切り結婚の約束をした1カ月後、ノーマンは急性白血病により37歳という若さで急死してしまいます。当時、ビアトリクスは39歳でした」

その後、担当弁護士ウィリアム・ヒーリスと、47歳で結婚したという。

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