2018年5月31日 06:00
朝丘雪路さん遺作がお蔵入り プロデューサー失踪で公開できず
そこで朝丘さんのご体調を考慮し、撮影は3時間だけと決めたのです。しかし朝丘さんが『ご迷惑をかけて申し訳ないから』と、倍の6時間を割いてくださることになったのです」
朝丘さんはセリフを忘れないことに苦労している様子だったという。
「お付きの人が、演技をしながら読めるようにカンペ(※セリフを書いた紙)を用意してくれたのに、それを読むことすらつらいようでした。でも(役柄や状況の)雰囲気をいったんつかんでしまえば、アドリブを使っても芝居をつなげてしまうのです。カメラが回ると、まるで別人のようになる姿に驚かされました」
だが残念なことに、この遺作映画は“お蔵入り”状態なのだという。
「『プラシーボ』は’16年に完成しましたが、プロデューサーが失踪したために、いまだにきちんとした形で公開できていないのが、残念です」
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