2022年11月10日 17:00
尾上右近30歳、甘えちゃいられない。強まる歌舞伎への想い
舞台上でお化粧をする、なんて演出もあるようですし(笑)。また舞踊には奉納といった意味合いもあるので、自分たちも神様と繋がっている、神様を感じながら舞台に立てるのではないかと思います。
――本作には歌舞伎役者である右近さんのほか、多ジャンルのキャストが同じ舞台に立たれますね。
歌舞伎そのものをやるわけではないですからね。各ジャンルの、しかも超プロフェッショナルな方が参加されるわけで、それぞれの持ち味を発揮していただきつつ、僕の役割としては、それをかき混ぜていくことかなと。さらに僕とお神楽の“ふたりスサノオ”という演出もあるようなので、それぞれの違いなども見比べていただけるのではないかと思います。
スサノオ役を演じる尾上右近ほか、共演はイワナガヒメを演じる水夏希、構成・演出も手がける尾上菊之丞、さらに川井郁子のヴァイオリンと吉井盛悟の和楽器、石見神楽(MASUDAカグラボ)の舞が物語を彩る
――年末年始の公演ということで、お客さまにとってもまた特別な想いで来場されるかもしれませんね。
ここのところやっぱり、お客様のお時間を頂戴している、という感覚は非常に強くなっています。
しかも今回は年末年始なわけで、その骨頂みたいなものですよね。