2022年4月20日 07:00
永田崇人と石井杏奈に聞く、朗読劇×ラジオの魅力 朗読劇『リスナーたちの星空』
って言われますけど、そこはあまり積極的になれなくて。あくまで個人的な感覚ですけど、SNS にはもう、以前ほどロマンを感じなくなっているかもしれないですね。だからこそ、今回のような朗読劇がリアリティを持つんじゃないかって。
観るものそれぞれの想像で楽しめる不思議な魅力
――朗読劇の魅力ってどんなところでしょう?
永田舞台だと先にストーリーを全部覚えちゃっているから、冷静に脚本を俯瞰しているんです。朗読劇は、お客さんと同じタイミングで役を演じているつもりでも、それぞれまったく違うイメージを持っている。それがいいなって思います。最近、ラジオドラマをよく聴くんですけど、目の前で人が読んでいるようなリアルさがあって。収録で録られたものであっても、同じタイミングで聴くわけじゃない場合も多い。
そこが不思議で面白いって思いますね。
石井テレビやネットや動画配信など、様々なエンタテインメントがある中で、ラジオと朗読は相性がいいのだろうなと。アナログ感を持つコンテンツを融合させて、物語になっていることがすごいと思います。親しみやすいし奥が深い。私も読んでいて物語を想像しやすかったです。
――ちなみに、この人の声や喋り方が好き、という方はいます?
石井私、寺尾聰さんの声が好きで。