くらし情報『水夏希、加藤将、秋沢健太朗ら出演 韓国オリジナル演出版『HOPE』開幕レポート到着』

2024年3月19日 10:50

水夏希、加藤将、秋沢健太朗ら出演 韓国オリジナル演出版『HOPE』開幕レポート到着

「人間」とは「戦争」とは「業」とは、など様々なことを考えさせられる演技と歌で惹きつけた。現在の法廷でのリアリスティックな表現もいい。

水夏希、加藤将、秋沢健太朗ら出演 韓国オリジナル演出版『HOPE』開幕レポート到着


「HOPE」の母マリーの池田有希子は、この役柄を池田が演じるともちろん知っていて客席に座ったにも関わらず、しばし誰だかわからなかったほど、パッションや実存感を感じさせる常の個性を封印した演じぶりを披露。何かにすがっていないと生きていけないマリーの弱さが、つまりは究極のエゴイスティックに通じる残酷さを感じさせる嬉しい驚きが大きかっただけに、現在の法廷での別の役どころとの差異が大きく、このコントラストには是非注目して欲しい。

過去の「HOPE」を演じる井上花菜は、抜群のビジュアルと確かな歌唱力で、加藤同様ミュージカル界期待の若手だが、大役を得てその実力を更に広く知らしめた恰好。8歳の誕生日からはじまり、相当幅広い年齢を担っているが、そのいずれにもきちんとリアルを感じさせた。現在の法廷でいま過去の「HOPE」だった井上が、この台詞を水演じる現在の「HOPE」に投げかけるのか……という、脚本・演出の凄みをキレ味鋭く届けたのも秀逸だった。

そうした現在の「HOPE」

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