城田優・志尊淳が兄弟役で見せた信頼関係「抜群のコンビネーションでした」
(城田)
日本語版は、ふたりの個性がきらめく仕上がりになっているが、「声の演技」についてはどのように考えているのだろうか?
「僕は元々自分の声にコンプレックスを持っていて、周囲からも“気弱そう”、“頼りない”という声のイメージを持たれていたんです。だからこそ、内気なイアン役は僕の声を活かせるチャンスかもしれないって。監督にも“志尊くんの声がいいと思っているから、声を作るようなことはしてほしくない”とアドバイスをいただき、これまで自分がコンプレックスに思っていた部分を、強みにできたと思います」(志尊)
「僕は最初、“このキャラは野太い声かな?”と、キャラクターを作ろうとしていたんです。そしたら監督からは“自然でいいです”と言われました。要所要所でバーリーがふざけるシーンだったり、魔法に対して想いがこもったシーンだったりは、ちょっとキャラクターを立たせるというか、監督の演出のもと、声色を作ることはありました。キャラクターっぽさや人間っぽさのバランス、そして何よりふたりのキャラクターの凸凹コンビ感を大切にしました。」(城田)
イアンとバーリーは、愛する亡き父親ともう一度会いたいという想いから魔法の力を借りるが、ふたりにとっての「今はもう会えないけど、会いたい存在」