【ライブレポート】ハンブレッダーズ、新メンバー加入後の初ツアー完走「17歳の気持ちにもう1回戻っている」
「テンパると間違えちゃう。普通の人なんですよ。でも普通の人が歌わなきゃいけない歌もあると思っていて。そういうモヤモヤを抱えながらバンドをやってます」というムツムロの言葉は、まさにハンブレッダーズというバンドそのものだ。
「そんな歌をこれからも作り続けるんで」という宣言とともに鳴らされた「BGMになるなよ」はまさにそんな彼らのテーマソング。予定外の言葉があったからこそ、この曲のメッセージはより強いものになったと思う。続いて披露された「ユースレスマシン」もそうだ。彼らだからこそ鳴らせるアンセムが、力強いバンドサウンドに乗せて広がっていく。
ますます気合いが入った演奏に思わず体が動く。
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ムツムロアキラ(Vo/Gt)
初の全国流通盤『純異性交遊』に収録された「常識の範疇」の小気味よいカッティングがフロアを揺らすと、ライブはクライマックスへと向かっていく。
「本日10月27日。暦の上ではどうか知りませんが、俺の中ではまだ夏です!」と10代の甘酸っぱい恋模様を描いた「カラオケ・サマーバケーション」を繰り出して、ここでもメンバー全員のコーラスでまさに夏のようなみずみずしい空気を連れてくると、「新しくメンバーが入って、17歳の気持ちにもう1回戻っているっていうか。