2023年4月25日 18:00
平日午後の贅沢時間が進化。神尾真由子を迎えて「にじクラ」スタート!
日本フィルとは何度も共演を重ねているが、チャイコフスキーやブラームス、シベリウスなど重量級の協奏曲が多いのだそう。
「たぶん最軽量でメンデルスゾーンぐらい。大曲系が多かったので、分厚いオーケストレーションの曲をいつもどっしり支えてくださって、とても弾きやすいというのが、子供の頃からの印象です。今回のパガニーニのような軽やかな曲で共演するのは初めてなので楽しみです」
「客席が近く感じられるので力まずに弾ける」というサントリーホールは1986年開場。彼女と同い年だ。
「そうなんです。自分は若いような気でいますけれども、サントリーホールはもう改修もしてますよね。実家のマンションも同じ年なんですけど、親が『もうボロボロやからおれへん』と言うので、そうか、私もうボロボロなのかと思ったり…(笑)」
音楽ファンにとっては、10代の少女だった頃のイメージがいまだに鮮明な彼女だが、現在は小学3年生の子供の母親でもある。
さらに、東京音楽大学教授としても20人を超える生徒を抱え、時間に追われる毎日を送る。多忙ななかでも笑顔になれる平日の午後の過ごし方を尋ねると、クールな印象の彼女から意外な答えが返ってきた。