『虎に翼』直人役の青山凌大の素顔「大切な人が大切な人と楽しそうにしているのを見るのが好き」
『虎に翼』は戦前から戦後のお話ですけど、今も変わらず差別が残っている部分はあると思うんですね。僕は女性というだけで相手を軽視するような人が好きではないので。そういった差別や理不尽に悩んでいる人にとって拠り所になる作品なんじゃないかなと思います。
――ご自身にとって初の朝ドラ。緊張もあったんじゃないでしょうか。
僕、人と仲良くなるのにすごく時間がかかるタイプなんです。でも、『虎に翼』の現場はみなさんすごく優しくて。僕が前室に入ってきたら(直人の母・花江役の)森田(望智)さんが「こっち来て座りなよ」と温かく声をかけてくれて、自然と輪の中に入っていけたんですね。
なので、緊張してどうしようみたいなことには全然ならなかったんです。
――あの賑やかな猪爪家のまんまの空気なんですね。
休憩中も僕が食に興味がないという話をしたら、「なんで興味ないの?」「どういうものが好きなの?」って、こんなにツッコまれるんだっていうくらいいっぱい質問が飛んできて(笑)。視聴者のみなさんが想像されている通りの素敵な方たちばっかりで、楽しかったし面白かったです。
――食に興味がないんですね(笑)。
そうなんです……(笑)。