『虎に翼』直人役の青山凌大の素顔「大切な人が大切な人と楽しそうにしているのを見るのが好き」
――波風立たない人生(笑)。
でも、芸能界ってそこからあまりに外れているじゃないですか。
――なんだったら波風を起こしていく仕事ですからね。
誰かに何かを与えられるという意味では素敵な仕事だなと思いますし、それができる人のことを尊敬してますけど、自分はそっち側の人間ではないかもしれないなと。
――そこからどうやってもうちょっとお芝居を頑張ってみようと腹決めしたんですか。
応援してくださる方々の言葉に背中を押されたり、いくつかきっかけはありますけど、その一つが『虎に翼』であるのは間違いないです。本当にすごい方たちばっかりなんです。伊藤(沙莉)さんとか、表情だけでいろんな感情を表現されるじゃないですか。
伊藤さんのお芝居を見ながら、どうやったらこんな表情ができるんだろうって考えるのも楽しいですし。スタッフさんもみなさんカッコよくて。一つのシーンをつくるために、全員が妥協せず突きつめていく姿を見て、僕も少しでもみなさんに近づきたいと思った。そこから自分の中でギアが一つ上がったような感覚はあります。
花江さんへの台詞は、自分の母への感謝の気持ちを重ねました
――青山さんは第20週からの出演となりましたが、周りの反響はいかがでしたか。