くらし情報『激動の時代をジェットコースターのように駆け抜ける、異色のミュージカル『太平洋序曲』開幕』

2023年3月10日 20:30

激動の時代をジェットコースターのように駆け抜ける、異色のミュージカル『太平洋序曲』開幕

両者とも端正な顔つきということもあってか、日本が鎖国をしている中、アメリカという異国で生きて帰ってきた万次郎が発する、ある種の「異物感」を体現していたように思う。こちらも弥左衛門役のふたりと同様、細かい部分での表現が異なっていたので、組み合わせによって見え方が変わるはずだ。

激動の時代をジェットコースターのように駆け抜ける、異色のミュージカル『太平洋序曲』開幕

左から)女将を演じる朝海ひかる、狂言回し役・松下優也
最後に将軍と女将という二役をひとりで演じる朝海ひかる。どちらも見た目のインパクトが強く、ある意味「極端」な役どころだが、時にコミカルに、時に愛らしく、とてもチャーミングであった。初日のカーテンコールで、山本は「まだまだ世の中は落ち着かないけれど、僕らにとって劇場は充電の場所でもあり、放電の場所でもあり、なくてはならない場所」などと挨拶。「組み合わせが8000通りぐらいあるので(笑)、また遊びに来てください」とうそぶきながらもWキャストならではの魅力をアピール。その翌日に初日を迎えた松下は「(山本)耕史さんは8000通りぐらいと言っていたけれど、実際は5000通りぐらいしかないです」とこちらも笑いを誘い、アンサンブルキャストがそれぞれ複数の役を担っていることにも触れ「ぜひ推しを見つけてもらえたら」

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.