くらし情報『坂東彌十郎「感無量。全身全霊でいきたい」歌舞伎座で6年ぶりの主役に挑む』

2022年12月27日 19:30

坂東彌十郎「感無量。全身全霊でいきたい」歌舞伎座で6年ぶりの主役に挑む

坂東彌十郎提供:松竹(株)


新年を飾る歌舞伎座の「壽 初春大歌舞伎」。2023年1月2日(月) より、歌舞伎座新開場十周年と銘打ち三部制で開催される同公演より、第二部で上演される『人間万事金世中(にんげんばんじかねのよのなか)』に出演する坂東彌十郎が取材に応じた。

2023年に没後130年を迎える名作者・河竹黙阿弥による喜劇『人間万事金世中』は、明治の文明開化の新風俗を描いた「散切物(ざんぎりもの)」と呼ばれる世話狂言。いつの時代も変わらない、金に翻弄される人々の滑稽さ、軽薄さをユーモアたっぷりに描き出す。イギリスの戯曲『money』を黙阿弥が翻案したもので、登場人物の名前も英名の「ジョン・ヴェセイ」を辺見勢左衛門、「エヴリン」を恵府林之助、「クララ」をおくらとするなど、翻案劇ならではの遊び心もうかがえる一風変わった作品。


坂東彌十郎「感無量。全身全霊でいきたい」歌舞伎座で6年ぶりの主役に挑む


前回の上演は2004年(平成16年・大阪松竹座)まで遡り、今回19年ぶりの上演。歌舞伎座でも珍しい演目となる本作について彌十郎も「翻案ものならではの洒落で洋物っぽいところを出せれば面白い」としつつ、「“黙阿弥調”と呼ばれる独特の台詞と散切物のテンポというのが消えてしまわないようにしなければ。

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