くらし情報『坂東彌十郎「感無量。全身全霊でいきたい」歌舞伎座で6年ぶりの主役に挑む』

2022年12月27日 19:30

坂東彌十郎「感無量。全身全霊でいきたい」歌舞伎座で6年ぶりの主役に挑む

松緑のおじさま(二世尾上松緑)の音源を聴くとすごく軽やかで素敵なんですよね。それが上手くできれば。ただ早くやればいいというわけではなくお客様に伝わらないといけない」と語る。

本作で彌十郎が演じるのは主役のケチで強欲な辺見勢左衛門。「本当に救いようのないくらい嫌なやつなんだけど、結局最後には笑えちゃう。お客様が芝居が終わって、“初春”のお気持ちでお帰りいただけるようになれれば」。役づくりについては「第一に松緑のおじさまのイメージと、それを受け継いだ富十郎のお兄さん(五世中村富十郎)のイメージを自分の中にどう入れ込んでいくか」と思案中の様子。

坂東彌十郎「感無量。全身全霊でいきたい」歌舞伎座で6年ぶりの主役に挑む

『人間万事金世中』より、辺見勢左衛門に扮する坂東彌十郎イメージビジュアル提供:松竹(株)
坂東彌十郎「感無量。全身全霊でいきたい」歌舞伎座で6年ぶりの主役に挑む

『人間万事金世中』辺見勢左衛門に扮する坂東彌十郎イメージビジュアル提供:松竹(株)
共演には妻・おくら役の中村扇雀ほか気心の知れた同年代の面々が並ぶ。「僕が主役と言うより皆さんで一緒につくる芝居だと思っているので、皆さんと相談してつくりあげたい」と和やかに話すも、6年ぶりの歌舞伎座での主演ということで「感無量。全身全霊でいきたい」と気合は充分(前回は2017年「八月納涼歌舞伎」

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