「山人音楽祭」奇跡が続いて、新しい軌跡を作った笑顔の2日間。最終日を最速レポート
「G-FREAK FACTORYを聴いてきたから、見てきたからできた曲」と紹介された1曲目は、『4月』だ。先輩バンドの背中を見て、彼女らの中で培われた“優しさ”の定義について歌った曲が、実の詰まったサウンドで鳴らされる。上野が初めてCDを買ったバンドROTTENGRAFFTY、バンドを始めるきっかけとなった10-FEETなど、赤城STAGEの出演者は3人の好きなバンドしかいないという。そこで「だったら、やるしかないよな!」と燃えるのがTETORAであり、こういう日のTETORAは、向き合った人の心を突き上げては鼓舞するような、本当に素晴らしいライブをする。朝一からロックバンドの生き様を見せつけるとともに、「カッコいい人たちがやってるカッコいいフェス、お互いカッコよくいよう!」とメッセージを送った。
THE FOREVER YOUNG
11:50〜榛名STAGE
クニタケヒロキ(vo/b)がアカペラで力強く歌い上げると、拳を突き上げる観客が増えていく。既に満杯に近い状態の榛名STAGEのトップを務めたのはTHE FOREVER YOUNGだ。『今君を迎えにゆくんだ』から荒々しい演奏を叩きつけ、初っ端からサーフする観客で溢れ返る。