弁天ランド×かりんちょ落書き×SPRINGMAN 表現力の高いアーティストが揃った『Grasshopper vol.24』ライブレポート
その姿は、観客だけでなく自分にも言い聞かせているように見えた。
歌い終え「かりんちょ落書きでした!」と言うとサポートメンバーと自身の紹介をし、ラストソング「dari」が始まる。祭り感を掻き立てるエレクトリックなキーボードにカラフルな照明で、弾けたように踊るフロア。
満足な表情を浮かべ演奏を終えると「また会おう!どっかでどっかでどっかでまた会える!」そう約束し、彼はステージを後にした。
手練れたサポートメンバーで構成されたバンド編成と情緒的な世界観で、より重厚感が増した姿を見せてくれたかりんちょ落書き。公演の前日(7月21日(日))に誕生日を迎えたという彼は、きっとこれからも進化し続けるだろう。今後、どんな音楽を描いてくれるか楽しみである。
SPRINGMAN
3組のトリを飾るのは、4月にファーストミニアルバム『SCREW』をリリースした荒川大輔(g/vo)のソロプロジェクトSPRINGMAN。
観客たちの心をさらに弾ませるようなSE・LOVE PSYCHEDELICO「Freedom」が流れると、荒川がタオルを掲げてステージに登場し、観客は拍手で彼を迎える。
「心境」1曲目からフルスロットルに全力で声を出す荒川と、サポートメンバーと一緒に奏でるバンドサウンドが、身体に響き心地良い。