くらし情報『隈研吾の建築を、ネコの目線で再検証!? クマとネコの意外な関係とは?』

隈研吾の建築を、ネコの目線で再検証!? クマとネコの意外な関係とは?

一方、僕らが意識したのは、競技場をいかに地面に近い低層階にするかということ。それから素材も丹下さんがコストをかけてコンクリートをふんだんに使ったのに対し、僕らは日本で一番流通している安い木材を使っているんです。――地面や木材を身近に感じるというのも、路地裏や自然の素材が大好きな「ネコ的視点」ですね。

後世の人が1964年と2020年のオリンピック・イヤーは本当に対照的だったと認識してくれるような案を出したのですが、最初に「木材を使って、低層階にしたい」と提案した時、スタッフのみんなが「それカッコいいよね」と賛同してくれて、これが今の時代の感性なんだと思いましたね。

――つまり新しい国立競技場は、丹下健三建築へのアンチテーゼと言ってしまっていいですか?

大丈夫です。

ポスト・コロナの公共建築とは?

――では最後に、コロナ後の公共建築について、隈さんのお考えをいただけますか?

隈研吾の建築を、ネコの目線で再検証!? クマとネコの意外な関係とは?

雲の上の図書館/ YURURI ゆすはら 2018(c)Kawasumi・Kobayashi Kenji Photograph Office
テレワークが進んだポスト・コロナは、人間がハコを出る時代になると思います。

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