2022年12月13日 12:00
上田久美子、宝塚歌劇団退団後初の舞台演出「不可視なものをちゃんと描いていきたい」
Photo by 2/FaithCompany
宝塚歌劇団で数々の話題作を手がけた演出家、上田久美子が退団後初の舞台演出に取り組む。12月6日に実施された全国共同制作オペラレオンカヴァッロ:歌劇『道化師』マスカーニ:歌劇『田舎騎士道(カヴァレリア・ルスティカーナ)』の記者会見に登場した上田が、初挑戦となるオペラ演出の構想を語った。
会見の場には、上田とともに、日本のオペラ界の第一線で活躍する歌手のみならず、独創的な表現活動を重ねて注目されるダンサーたちもずらりと並んだ。上田は開口一番、「こうして多彩な歌手の方、ダンサーの方とコラボレーションできることをとても楽しみにしています。このヴェリズモ・オペラはイタリアの過去の話ではありますが、いまの日本の方たちのためのオペラにしたい」と凜とした表情で語る。
歌劇『道化師』より、前列左から)柴田紗貴子(ソプラノ)、上田久美子(演出)、前列右・蘭乃はな(ダンサー)
後列左から川村美紀子(ダンサー、『田舎騎士道』にも出演)、三井聡(ダンサー)、村岡友憲(ダンサー)、森川次朗(ダンサー)、高橋洋介(バリトン)、小浦一優(芋洗坂係長/ダンサー)、清水勇磨(バリトン)