ベルマインツ新作『風を頼りに』インタビュー 12月にはバンドセットによるワンマンを開催
――1曲目の「風のゆく先 - with 鈴木迅, 井上花月 from Laura day romance」は、Laura day romance の井上花月さん、鈴木迅が参加。ドラムは日本のトップドラマー、石若駿さんですね。
前田「風のゆく先」は、長い期間をかけて制作したので、ベースのフレーズは体に入ってて。なのでレコーディングのときは、ドラムのグルーヴやニュアンスをしっかり聴いて、導かれるように演奏してました。そうすることで必然的にいいテイクになると思ったので。
小柳恐ろしくリズムが正確なんですけど、ちゃんと揺らいでるんですよ。人間らしいノリがあるし、気持ちいいグルーヴに乗っかることで、いい演奏ができるというか。
盆丸石若さんはテクニックもすごいし、たとえばジャズのトリオバンドで演奏すると、1枚のシンバルだけでいろんな音色を出せる。
曲のイメージによって変化するというか、ジャンルの境界がないんですよね。8ビートも推進力もすごいので、「風のゆく先」は間違いなく、石若さんのドラムが合うだろうなと。
――ベルマインツの音楽の中心は“歌”だと思いますが、バンドのグルーヴやアレンジの妙も魅力だなと。