くらし情報『小島聖「答えのない日々に風が吹いたら」 KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ラビット・ホール』に向けたコメント到着、ビジュアルも』

2021年11月10日 13:00

小島聖「答えのない日々に風が吹いたら」 KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ラビット・ホール』に向けたコメント到着、ビジュアルも

この素晴らしい戯曲に、演劇的に自由で新しい事/垣根を超える事を恐れず果敢にチャレンジされるKAAT、そして長塚芸術監督の新シーズンの作品として、【冒】険を恐れず取り組めればと思っております。
今回は、映像界で大活躍される篠﨑さんが上演台本を作成してくださいます。いきた日本語を生み出される篠﨑さんの手により、どのような日本語版が生まれるのか楽しみです。また、キャスト・スタッフともに新鮮なチームとなっており、皆でこの作品を透明度高くお客様にお届けできるよう模索できればと思っております。

<小島聖・コメント>
最近思い立って開かずの段ボールを開けた。体に沁みている記憶もなんとなく形(物)を残しておかないと消えてしまうのではないかといろんなカケラを残していた。もちろん開けたことで蘇った記憶もあるし見なくとも刻まれている記憶もある。けれど考えてみればこの段ボールを開けることはほとんどない。
ならば物としてはいらないと思い切って処分した。
そうしたら風が吹いた。大切だと思っていた物は小さくなったけれど、私にとっての大切さは変わらない、それでいい。ベッカもそうなのではないか、とふと思う。ベッカとハウイーはお互いに大切な宝を失った悲しみの受け止め方が夫婦とはいえ違い、傷つけ傷つく。

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