現代のダンスを牽引するNDT(ネザーランド・ダンス・シアター)、5年ぶりの日本公演「皆さまの思考を刺激し忘れられない体験を」
『La Ruta』ではガブリエラの新作のクリエイションに初めて関わりました。最初の3週間、キャスト全員がスタジオに朝から晩までこもり、大道具、小道具、衣裳がばーっと並べられた空間で、ワークショップの形でアイデアを出し合った。彼女から出されたお題に対して即興で動いていく。ダンサーたちの個性が詰まった作品だなと思います」と髙浦が述べると、唐津は「福士宙夢さんもオリジナルキャスト。日本人ダンサーふたりがほぼ主役のような形です」と補足。「日本のホラーにインスピレーションを得ている」とも。ますます興味をそそられる。
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NDT1所属ダンサーの髙浦幸乃 (左) ©Tatsuo Nambu
日本初登場となるシャロン・エイアールによる『Jakie』についても、髙浦は「シャロンさんの魅力が作品から滲み出てくる感じがある。
彼女の世界観を日本のお客さまにも楽しんでいただけたら」と訴える。「NDTは常に進化、変化をしてきたカンパニー。エミリーさんの、そのクリエイティビティにすごく注目しています。彼女が招待する振付家の中には、演劇やサーカス出身のクリエイターもいて、彼らとのコラボレーションも多く行われています」と、NDTのますますの充実ぶりを実感しているようだ。