現代のダンスを牽引するNDT(ネザーランド・ダンス・シアター)、5年ぶりの日本公演「皆さまの思考を刺激し忘れられない体験を」
ガブリエラ・カリーソ振付の『La Ruta』は、時空間が宙吊りになった映画的な世界観の中で繰り広げられる作品で、私たちの想像力の限界に挑みます。ウィリアム・フォーサイス『One Flat Thing, Reproduced』は、フォーサイスが長年取り組んでいる対位法的な構造にまつわるリサーチにおいて、重要な節目となった作品です。日本の皆さまの思考を刺激し、感情が突き動かされるような、忘れられない体験をお届けしたいと思っています」(モルナー)。
「NDT(ネザーランド・ダンス・シアター)プレミアム・ジャパン・ツアー2024」告知映像
全5作品に出演する髙浦幸乃の活躍に注目
続いてマイクを手にした髙浦幸乃は、「日本の観客の皆さんがどんなふうにこれらの作品を観てくださるのか、興味深く思います。お客さまとお話しできることがあれば、質問したいです」。ドイツのバレエ学校に留学し、2013年よりNDT2、2015年よりNDT1で活躍している彼女は、カンパニーの中ではすでにベテランの世代だ。数々の作品のクリエーションに携わってきたが、今回上演する5作品全てに出演するという。
「そのうち3作品でオリジナルキャストとして携わっています。