2022年4月23日 12:00
近藤良平 with 長塚圭史 旧知の仲のふたりが創りあげる“新世界”とは?
しかも当たり前のことじゃなく、もう一回新たに発見したいと思っているんですよね。
――長塚さんに言語化していただけると、非常にわかりやすいです。
近藤本当にそう!
長塚だいたいこういう取材の時、僕は通訳なんですよ(笑)。
近藤やっぱり言葉って大事だよね。
長塚でも言葉は直接的だから、もうちょっと体に響くようなものにしていかないといけないですよね。劇体験ってそういうものだから。
普通に明るく生きることが、強く訴えるものに
――これだけ多ジャンルの素材がある中で、近藤さんの中ではどんなことが指針になっているのですか?
近藤指針?なんだろう、よくわかんないな。
長塚近藤良平に指針とか聞いちゃダメですよ(笑)。
指針というか、良平さんの頭の中にはすでに形があって。稽古初日、ひとり芝居として全部見せてくれましたから。で、これじゃないってところからスタートしている。つまり“リボーン”なんですよね。しかも今、世界がどんどん動いていっていて、そこからの“新世界”を作ろうとしているので。
近藤2月以降、寝ても覚めてもプーチン、みたいな感じですからね。でもアーティストは今、みんなそうなんじゃないかな。