くらし情報『初期の風景画から「コンポジション」シリーズまでを展観 SOMPO美術館で開催中の『モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて』をレポート!』

2021年4月9日 12:00

初期の風景画から「コンポジション」シリーズまでを展観 SOMPO美術館で開催中の『モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて』をレポート!

初期の風景画から「コンポジション」シリーズまでを展観 SOMPO美術館で開催中の『モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて』をレポート!

写真左から《干し草と農家屋》1894‒97年頃、《干し物のある農家》1897年頃、《田舎道と家並み》1898‒99年頃
その一方で、モンドリアンは象徴主義の画家ヤン・トーロップと1908年に出会い、また神秘思想のひとつ、神智学会に興味を抱き、1909年には神智学協会に入会。オランダの風景や、風車、砂丘などを神秘的な色合いで描くようになっていく。


初期の風景画から「コンポジション」シリーズまでを展観 SOMPO美術館で開催中の『モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて』をレポート!

写真左《ウェストカペレの灯台と雲》1908年 、写真右《ウェストカペレの灯台》1909年
初期の風景画から「コンポジション」シリーズまでを展観 SOMPO美術館で開催中の『モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて』をレポート!

写真左:《砂丘Ⅲ》1909年写真右:《砂丘》1909年
しかし、1911年にピカソやブラックによって創始されたキュビスムの存在を知ったモンドリアンは、彼らの絵に感銘を受けパリへ拠点を移し制作活動を行うようになり、建物や樹木、境界などを抽象化させた独自の作風へと変化させていく。《色面の楕円コンポジション2》のようにモチーフを抽象化させ、画面の周囲を楕円形にぼやかす手法は、当時のキュビスムの画家たちが積極的に行っていたものだ。


初期の風景画から「コンポジション」シリーズまでを展観 SOMPO美術館で開催中の『モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて』をレポート!

写真左:《コンポジション木々2》1912-12年写真右:《色面の楕円コンポジション2》 1914年
そして、1917年には友人で建築家のテオ・ファン・ドゥースブルフたちとともにグループ「デ・ステイル」

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