くらし情報『『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』監督インタビュー 「“戦争の恐怖”を描く作品にしたかった」』

『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』監督インタビュー 「“戦争の恐怖”を描く作品にしたかった」

さらにビーム・サーベルであれば熱で金属が溶けるはずですから、その表現のレファレンスも取り寄せて改善していきました。

とは言え、この作品が最も重視したのはリアル感ではなく“戦争の恐ろしさ”です。ですから、すべての表現がドラマを描くために最も適したものになるように調整していきました」

「これまでとは違った『ガンダム』を観ていただけると思います」

『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』監督インタビュー 「“戦争の恐怖”を描く作品にしたかった」


ドイツで生まれたブロスダウ監督は、日本人と同じようにガンダムに触れてきたわけではない。しかし、本作ではそれが“新視点”につながっている。

「制作する上では言語の壁はありましたし、『ガンダム』というシリーズに対する基本的な考え方や感じ方の違いはありました。でも私はずっと『ガンダム』を自分の考える表現で描きたいと思っていました。例を挙げるとするなら、モビルスーツの“重さ”であったり、可能な限りファンタジックな描写を取り除いたガンダムの姿でした。それは私が日本人ではないからそう思うのか、私固有の感覚なのかはわかりません。


興味深かったのは、キャラクターの表現でも文化の違いを感じることでした。日本の方はあまり感情を表に出しませんが、西洋からしたら“もっと感情が表に出るはず”と思ってしまいます。

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