2023年8月21日 12:00
劇団43周年公演で初の三人揃い踏み!古田新太×早乙女太一×早乙女友貴にインタビュー
(一同笑)だから、いい加減な人が劇団公演に帰って来るとこういう雰囲気になるんだっていうのも、すでにふたりとも分かってくれているのでよかったなと。
――古田さんのいない新感線と、いる新感線では空気が大きく違う!?
太一もうまったく違いますね。僕は、とくに『髑髏城の七人』(通称《ワカドクロ》/ 2011年)の時はすごく張り詰めた空気感の中で作品を作っていったので、今思うと新感線じゃない、別の舞台のような感覚でした。若いキャストが多かったですし、作品にぶつけるエネルギーが強くて、ふざける空気なんて1ミリもなかったですからね。
友貴僕は、最初に出させていただいた『蒼の乱』では初めてで緊張しっぱなしでしたけど、2回目の『偽義経冥界歌』(2019-20年)では橋本さとしさんと橋本じゅんさんが出ていらして、その時に初めてふざけている人たちを稽古場で見て。(一同笑)あ、これが新感線の雰囲気なんだなって思ったんですけど、去年、古田さんとご一緒させてもらったら、さらに空気が違っていて。皆、古田さんが出る度に笑顔になって、ものすごく楽しかったですね。
古田舞台経験の少ない人は緊張するし、頑張らなきゃ!って固くなってたりするでしょ。