爆風スランプインタビュー「“IKIGAI”があれば楽しく生きていけるよって、希望を持ってもらえるんじゃないかなと感じました」
中野本当に神様がいたみたいな。
末吉ほんとほんと。
――当然みなさんの“IKIGAI”は、音楽をやることだと思うのですが、その中身は若い頃と比べたら変わっている部分もあると思うんです。例えば若い頃は、モテたいとか成功したいとか目立ちたいというようなことが優先的にあったかもしれない。そこで、今みなさんが音楽をやる上での“IKIGAI”は何ですか?ということを聞きたいです。
中野私は、やっぱりコロナが大きかったと思うんですけど、コロナの最中は音楽的なものがストップして、それがいつ明けるか分からなかったから、ずっと歌えないんじゃないかっていう恐怖と、あと歌わなかったことによって声が出なくなっていくんじゃないかって思ってたんですけど、コロナが明けて歌えるようになると、あらためて歌い続けることが“IKIGAI”になりましたね。年齢的なものもありますしね。
末吉中野からこの言葉を聞いて、調べたんですよ。
“IKIGAI”で検索すると、ある図表が出てくるんです。4つの円が交錯した真ん中が“IKIGAI”で、その4つの円は「自分の好きなこと」「社会から必要とされていること」「自分の得意なこと」