くらし情報『いつかたどり着きたい場所。『綿子はもつれる』安達祐実インタビュー』

2023年4月12日 12:00

いつかたどり着きたい場所。『綿子はもつれる』安達祐実インタビュー

安達祐実


映像を中心に活躍する安達祐実が『誰にも知られず死ぬ朝』で久々に舞台に登場したのが2020年のこと。ここで13歳から38歳までを演じた彼女は、2022年の公演『もはやしずか』を経て、加藤演出への参加3作目となる『綿子はもつれる』で主演の綿子を演じる。舞台作品の主演はじつに10年ぶりのこと。立て続けにタッグを組む加藤拓也との創作についてと舞台に対する思いを聞いた。

「演技しないで」と言われた

ーー『綿子はもつれる』のお話が来たときのお気持ちは?

安達最初に「『綿子はもつれる』という作品の綿子役をお願いします」と言われたときは、「えっ?」とびっくりしました。脚本・演出を務める加藤拓也さんの作品には『誰にも知られず死ぬ朝』『もはやしずか』と二度参加しましたが、これまでは比較的セリフが少なめの役で。『綿子はもつれる』の脚本を読んでみると、私が発する言葉数の多さに愕然とします(笑)。

ーー主人公の綿子は夫との結婚生活が破綻していて、不倫をしているという設定です。
しかし不倫相手との間にあるできごとが起き、夫婦が再構築をはじめるというお話だそうですが、脚本を読んでどんな感想を持たれましたか?

安達加藤さんの作品はいつもそうですが、なかなか衝撃的で。

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