くらし情報『豊原江理佳×土居志央梨『楽園』インタビュー 初共演の二人が稽古や役への思いを語る』

2023年6月5日 14:55

豊原江理佳×土居志央梨『楽園』インタビュー 初共演の二人が稽古や役への思いを語る

左より)豊原江理佳、土居志央梨 撮影:阿部章仁

撮影:阿部章仁



東京・新国立劇場小劇場で6月8日(木) から25日(日) まで上演される『楽園』は、日本の劇作家の新作を届ける【未来につなぐもの】シリーズの第3弾。□字ック主宰、演出家、映画監督の山田佳奈が戯曲を書き下ろし、劇団俳優座所属で劇団外の作品でも活躍する眞鍋卓嗣が演出を手がける。この作品で初顔合わせとなるのが、豊原江理佳と土居志央梨だ。ともに舞台を中心に注目を集める二人に稽古の手応え、役への思いを聞いた。

――日本のどこかの島で、年に一度の神事が行われる拝所(うがみじょ)を舞台に、女7人が繰り広げる物語。豊原さんは島の民宿の息子に嫁いだ「若い子」を、土居さんは神事の取材に来た「東京の人」を演じられます。

豊原「若い子」はギャルで派手な格好をしていたり、キャラクターのパンチが強いので、最初はそっちの方にばかり目がいっていて、そういう役作りをしていました。ところが稽古が進んでいくうちに、もっと違う側面があるのでは?と思い始めて、それを掘りながら少しずつ集めているところです。
「若い子」はすごく正論を言うんです。自分の中にこれだという正義があって、そうじゃないものに遭遇すると憤りを感じてしまい、サラッと流せない。

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