くらし情報『記録映像の中に物語を“発見”する。監督が語る映画『プリンセス・ダイアナ』』

2022年10月7日 12:00

記録映像の中に物語を“発見”する。監督が語る映画『プリンセス・ダイアナ』

そこで監督とスタッフは、ナレーションやテロップ、再現映像などは一切入れずに、実際の記録映像だけを組み合わせて映画をつくることを決めた。

「まずダイアナについて書かれた本はすべて読み、映像作品も観て、徹底的にリサーチ行い、ダイアナの人生の道のりや、ポイントになる事件はすべて把握しました。でも、その流れに合わせて単純に過去のフッテージを当てはめていくことはしたくありませんでした。それはよくあるやり方ですしね」

「サイレント時代のハリウッドスターのよう」監督が発見したダイアナの魅力

記録映像の中に物語を“発見”する。監督が語る映画『プリンセス・ダイアナ』

『プリンセス・ダイアナ』(C)Jeremy Sutton-Hibbert / Alamy Stock Photo
パーキンズ監督は、自分で勝手に物語を“生み出す”のではなく、すでに存在する記録映像の中にある物語を“見つける”ことを目指したという。

「アーカイブのチームに世界中から彼女の映像を集めてもらったのですが、1000時間ぐらいあったので、ただ見るだけでも6か月間かかりました。1日8時間から10時間は映像を見ていたのですが、朝から何も成果がないなと思っていても、1日の最後の最後に『あっ』と思う瞬間がひとつあったりするんです(笑)。

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