2022年7月28日 11:00
『ミス・サイゴン』でのデビューから『ガイズ&ドールズ』まで 石井一孝、30年のミュージカル人生を振り返る
魅惑のミュージカル・デュエットもてんこ盛りです。
これまで共演してきたゲストを迎えて開催する「Musical Treasures~石井一孝デビュー30周年記念CONCERT~」
――では何作か、これまでのご出演作を振り返らせてください。まずはやはりデビュー作の『ミス・サイゴン』は、石井さんを語る上で欠かせないかと思います。
はい。1992~93年の初演にアンサンブル(アメリカンGI、石井さんによると勝手に名付けた「カルロス」役とのこと)として出演。これが初ミュージカルでした。『ミス・サイゴン』はその後なかなか上演せず、再演は12年後。その間、ほかの作品に色々と出させてもらっていますが、ずっと「『ミス・サイゴン』の再演があったらクリスをやりたい、クリスでオーディションを受けよう」と思っていました。
そして念願が叶い、2004年にクリスとジョンを演じることになりました。僕の人生を変えた作品ですので、『ミス・サイゴン』のナンバーは絶対に外せません。
――ただ、選曲はちょっとマニアックですね。「The Confrontation」。なぜこの曲を?
バンコクのホテルのシーンのナンバーです。