電気グルーヴ35周年ツアー、 圧巻のパフォーマンスで満員のフロアを魅了した、Zepp Haneda追加公演をレポート
で、瀧はスタンドマイクを客席に向けてレスポンスを乞うポーズ。ブルーに染まったステージから、レーザー光線が空間を切り裂くように踊った「スマイルレス スマイル」。キックの低音もどんどん前面に出てくる。「N.O.」では、卓球がステージセンターで歌唱。いつもの卓球の位置、卓の前に瀧が移動し、椅子の上にあがり、観客を煽っていく。「Flashback Disco(is Back!)」のエンディングでは、卓球が“ディスコ!フラッシュ!バーック!”と叫んだ直後に、バックトラックの音数が減り、曲の終わりのワンフレーズで瀧が振り返りざまにサングラスをとってポーズを決めた。
演歌とテクノの融合との呼び名も高い「ジャンボタニシ」では、映像にタニシのイラストが躍る。冷静に考えたら映像もカオス! 瀧は朗々と歌いながら、フロア最前列の観客とタッチ。
「見てください、聴いてください、電気グルーヴでございます、35年やってます」と卓球が叫ぶ。両手をあげ地鳴りのような大歓声で応えるダンスクラウド。ステージ上のLEDが空間に「1」「9」「9」「7」と時を刻む。「かっこいいジャンパー」の後は、本編ラストの「電気ビリビリ」。